スタバとLINEが手を組んだ。事前注文とスマホ決済で行列不要に?
スターバックスコーヒージャパンは11月8日、都内で会見し、2019年上半期からLINEと提携し、LINEとスターバックスのモバイル決済のプラットフォームを統合すると発表した。
7800万人以上のユーザーを抱えるLINEと手を組むことで、スマホから注文して支払いまでできる「デジタルと小売の融合」を一気に拡大する狙いがある。

スタバとLINEが手を組んだ。事前注文とスマホ決済で行列不要に? 【引用】 スタバとLINEが手を組んだ。事前注文とスマホ決済で行列不要に? | BUSINESS INSIDER JAPAN

会見には、スターバックス新CEOのケビン・ジョンソン氏と日本法人CEOの水口貴文氏が登場した。
水口氏は「スターバックスコーヒージャパンは22年間、一度も売り上げを落とすことなかった。今後は、デジタルとリテール(小売)の融合が、大きな成長のドライバーとなる」と、今後の市場戦略においてデジタル化がカギになるとの考えを強調した。
水口氏によると、現状、スターバックスは、プリペイドのスターバックスカードと、スマホ決済のモバイルスターバックスカードという、二つのキャッシュレスによる支払い手段を用意している。全取引の30%弱がすでにキャッシュレスに移行しており「キャッシュレスは、大きな武器になっていく」(水口CEO)とみる。

スターバックスのモバイル決済で貯まるポイント「スターバックスリワード」の画面。 【引用】 スタバとLINEが手を組んだ。事前注文とスマホ決済で行列不要に? | BUSINESS INSIDER JAPAN

スマホでの支払いも拡大しつつある。ジョンソンCEOによると、現状、150万人がスマホで決済ができるモバイルアプリを定期的に使っており、支払い回数のうち10%がモバイルアプリから支払われているという。
この上で、LINEと提携した理由について、水口CEOは「詳しいことは後で正式に発表する」としながらも、「お互いのベネフィットは非常に大きいと思っている。LINEは、本気でモバイルペイメントをプラットフォーム化しようとしている会社の一つだ」と、LINEを評価。
老若男女に驚異的な普及率を誇るLINEと手を組むことで、デジタル化を加速する考えだ。

スタバの宅配もスタート

さらに、ジョンソンCEOは「お店に来る前にオーダーをして、来店した時にはすでに飲み物ができている、という状態をつくる。店のテーブルでもオーダーができるようになる」と明言。
また、すでに8000店舗と提携しフードデリバリーで頭角を現すウーバーイーツを試験的に導入することも発表した。これにより、スターバックスの飲み物やフードを、アプリによる注文に応じて顧客の手元に届ける。まずは新宿・六本木の3店舗で実施し、他店舗への拡大をめざす。
また、アメリカなど世界数カ国で推進している、高級路線の店舗「スターバックス リザーブ ロースタリー」の国内初となる中目黒店の開業が2月28日になることも発表した。
顧客からは「もっと座席が必要、場所が必要とのニーズが高い」(ジョンソンCEO)として、今後3年間で新たに100店舗をオープン。2021年末までに1700店舗を目指すという。

デジタル戦略パートナーはLINE

デジタル戦略パートナーはLINE 【引用】 スタバとLINEが手を組んだ。事前注文とスマホ決済で行列不要に? | BUSINESS INSIDER JAPAN

現在、スターバックスは日本全国に1392店舗を展開し、同社にとっては世界4番目の規模の市場。日本最大のコミュニケーションインフラとなりつつある、LINEと包括的に手を組むことで、日本市場における「デジタルと小売の融合」という次のステージに一気に歩を進める考えだ。
ジョンソンCEOは、今後の抱負をこう語った。
「小売業界には破壊と、二つの変革が起こっている。それは顧客体験の重要性が高まっていることと、デジタルやモバイルへの転向だ。過去に作られたものを守りながらも、変革を起こしていく、それが私のCEOとしての使命だと思っている」

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