読んだことある人、名前を聞いたことがある人も多いと思います。
この本、読めば読むほど深い作品なんです。
人生の大事な教えを説いてくれる名作。
簡単なあらすじと内容、分かりやすいで有名なオリラジ中田さんの解説を紹介します。
早く読みたい人はこちらからどうぞ!
サン・テグジュペリが作者の名作文学といえば「星の王子さま」。
日本でも様々な出版社と翻訳家によって、
出版・翻訳されているので、
いくつか種類がありますね。
この作品、表紙・題名からしてもファンタジーな感じなのかなと思うじゃないですか。
でも、読んでみると全然そうじゃなくて、むしろ心にグサグサ刺さってくる。
だからこの作品は一言で言うなら、「羊の皮を被った狼」だと僕は思っています。
あとは「星の王子様」じゃなくて「星の王子さま」なんですね。
どうでもいいけど、このブログ書いてて何度も間違いそうになりました。
「星の王子さま」の簡単なあらすじ・内容・ストーリー
さあでは、あらすじ・内容・ストーリーを簡潔にして紹介していきます。
読んだことある人も、ない人もこれを見てもう一度お話を思い出しましょう。
シーン① 飛行士の「ぼく」がサハラ砂漠に不時着。星の王子さまと出会う
自分1人でなんとか飛行機を修理して砂漠を脱出しないといけない「ぼく」。
そんな「ぼく」のもとに現れたのが「星の王子さま」。
シーン②王子さまが自分の星を捨ててきた理由が「バラ」であると聞く
話を聞くと、王子さまは他の星からやって来たという。
しかも普通の家くらいの大きさしかない星。
そんな王子さまが自分の星を捨ててきたのは、一輪のバラが原因でした。
王子さまの星に咲いた、きれいなバラ。
でもそのバラは言葉で王子さまを振り回すようになります。
それに耐えられなくなった王子さまは自分の星から逃げ出しました。
シーン③「ぼく」はこれまで王子さまが周ってきた6つの星の話を聞く
バラから逃げ出すように自分の星を出てきた王子さま。
彼が自分の星の近くにある星を6つほど回ってきたことを「ぼく」は聞く。
- 「王様」の星。
- 「うぬぼれや」の星。
- 「酔っ払い」の星。
- 「ビジネスマン」の星。
- 「点灯夫」の星。(点灯夫=街灯をつける人)
- 「地理学者」の星。
そうした星たちを回って、王子さまはこの地球にやってきた。
シーン④バラが何千本もあった地球。王子さまはキツネと友達になり、大事なことに気づいたという話を聞く
地球に来た王子さまは、バラの花が何千本も咲いてるのを見かける。
そうして自分の星には一輪しかなかったバラが、実はどこにでもある普通の花だったことを知る。
その後、キツネと友達になった王子さまは、もう一度何千本も咲いたバラの花を見に行くことをキツネにすすめられる。
同じバラでも、自分の星に咲いたバラが世界にたった一輪しかないバラだ。
そのことに気づいたことを、「ぼく」は王子さまから聞く。
シーン⑤王子さまはヘビに咬まれるという方法で、自分の星へ帰る
王子さまと一緒に井戸で水を飲み終えた「ぼく」は飛行機の修理のために、王子さまと一旦別れる。
そして翌日の晩、王子さまを迎えに行くと、王子さまはヘビに自ら咬まれていた。
ちょうど王子さまが地球にやってきて1周年の日。
自分の星が遠すぎて、からだを持っていくことができない王子さまは、
ヘビに咬まれるという形で星に帰っていきました。
オリラジ中田さんの「星の王子さま」の解説が分かりやすい!
だいぶざっくりとポイントを絞って、あらすじ・内容・ストーリーをざっくり説明しました。
でもこの「星の王子さま」って簡単そうで、理解するのが結構難しいんですよね。
すごく抽象的に書いているので、自分で意味づけをしないと深く理解できないのです。
そうしたら「しくじり先生」というテレビ番組で、オリラジの中田あっちゃんが超分かりやすい説明をしていたんですね。
もう少し深くこの作品を理解するためのポイントを紹介しますね。
ポイント①:「星の王子さま」は王子さまの話を「ぼく」が聞く形式
まずこれは大前提で理解しておきたいこと。
「星の王子さま」は王子さまの話を、パイロットの「ぼく」がずっと聞いているという形式で話が進んでいきます。
これをちゃんと理解していないと本当に混乱します。
パイロットの「ぼく」は砂漠から脱出するために、飛行機を修理しないといけません。
なので、修理をしながら王子さまの話を聞いています。
時々「ぼく」は王子さまの話がうざったくなるのですが、その態度を見て王子さまは逆ギレしたりするんです(笑)
先程紹介したあらすじで言えば、シーン④まではずっと話を聞いてる形式です。
ポイント②:王子さまが行った6つの星は、「人が人生で溺れがちなものの象徴」
シーン③で紹介した、王子さまが6つの星に行ってみたという話。
ここで出てくる星たちは、酔っ払いとかビジネスマンとかなんだか変な名前でしたよね。
でもそれにはちゃんと理由があるんです。
オリラジ中田さんの解説でいうと、これら6つの星は「人が人生で溺れがちなものの象徴」だそうなんです。
並べて見てみましょう。
- 「王様」の星 ⇒権力
- 「うぬぼれや」の星 ⇒人気
- 「酔っ払い」の星 ⇒快楽
- 「ビジネスマン」の星 ⇒財力
- 「点灯夫」の星 ⇒労働
- 「地理学者」の星 ⇒学問
確かに、これって人が溺れていくものですね。深い…。
ポイント③:一輪のバラは、あなたが本当に愛情をかけて大切にしているもの
「星の王子さま」で大事な登場人物とも言えるのが「バラ」。
このバラが原因で、王子さまは自分の星を飛び出したわけですから。
地球に来た王子さまは、バラが何千本も生えているのを見て、ごく普通の花であることを知ります。
でも、同じバラであっても自分の星に咲いたバラが、何千本ものバラとは全然違うことにも気づきます。
何が違うんでしょうか?
中田さんの解釈は「愛情」。
つまり一輪のバラが表していたのは、「恋人」だと言ってます。
これも間違いではないです。
でも「夢」や「仕事」など自分が愛情をかけている大切なものであれば、なんでも当てはまると個人的には思います。
僕にとっての「バラ」は「自信」です。
「自信」がない人は何をやってもうまくいかないので、人生を損してますからね。
大切なものが見えなくなったら「星の王子さま」の本を読み返そう!
自信がない人は、たった20分で自信がつくこの方法を実践するのがおすすめです。
大切なものが見えなくなったら「星の王子さま」の本を読み返そう!
名作文学「星の王子さま」が5分で分かるように、あらすじ・内容・解説をまとめて紹介しました。